昔の高級住宅地ほど売れづらい!?

やっと待ちに待った開発許可が下りてまいりました。9月から造成工事にかかります。

弊社にとっては久しぶりの大規模開発案件です。駅近の立地なので売れるでしょう、いや、売れてくれないと困るわけですが・・・。人口減って家余っているのに新築住宅っていつまで売れるんでしょう、、なんて無責任なこと言ってますが。

そう。ここ明石や西区あたりでもJR、地下鉄の駅から徒歩20分圏外は数年したら売れなくなるでしょうね。今や全国の空き家は860万戸を超えており、社会問題になっております。今後も地方都市では人口・世帯の減少に伴いますます空き家は増えるでしょう。「若者の車離れ」と言いますが、自宅についての意識も似通ったものがあると思います。バカデカい家には住みたくないですよね庭木の剪定とか?誰がするんですか??駅近でコンパクトで経済的でスマート(ある意味、普通の家)だと売れます。立地の良い新築・築浅は売れます。床暖房も照明器具も最新設備は電気代などもランニングコストも安くて済みます。

合理的なお年寄りはどんどん駅近のマンションに移り住んでおられます。「買い物、医療、アクセスが良くてバリアフリー、庭の手入れ・道路の掃き掃除すらしなくてよい、相続になっても駅近のマンションであれば容易に処分できる」わけですから、相続人も揉めません。

そう言えば、お年寄りは自分が亡くなった後にこの家・・売れるかな?とか、あまり考えないようです。そらそうですよね。大半は「死ぬまでこの家で過ごしたい」と思ってらっしゃるわけですから。でも・・売却できない家を相続する相続人は困りますよ。

来るべき相続が「争族」にならないように、ご家族でしっかりと話し合ってみられてはいかがでしょう。